>宅配ボックスのお問合せ<

宅配ボックス誕生秘話

公開日:  最終更新日:2017/12/04

 吉松こころ

今ではごく当りまえのように分譲マンションや戸建て住宅、駅などの公共施設に設置されている宅配ボックスが世界で初めて開発されたのは今から34年前、1983年のことです。
当時、マンション管理会社を経営していた原幸一郎氏(現:株式会社フルタイムシステム 代表取締役)は、急激に増えてきた共働きによる日中の不在、通信販売などによる宅配便数の増加で、配送時に宅配便を受け取れない住人に代わって、マンションの管理員が代理で受け取るよう指示をしていました。しかし、受け取った宅配便で管理員室がいっぱいになってしまったり、住人の帰宅時間によっては宅配便を届けることができなかったりと、なにかと不便でした。また、経営上の問題として管理員の人件費がかさんでしまったり、代理で預かった荷物を紛失してしまう恐れも考えられたため、上述したすべての問題を一手に解決できる手段として、原氏は宅配ボックスの開発に着手したとのことです。
そして2年後の1985年には「配送物の安全保管システム」として宅配ボックスの実用新案を出願し、翌1986年に宅配ボックスを販売・管理する株式会社フルタイムシステムを設立。こうして宅配ボックスが誕生したわけです。
原氏曰く、「弊社の宅配ボックスは究極の管理員をめざしています」とのこと。つまり、宅配ボックスは管理員に代わるロボットのような存在。24時間365日、休むことなく利用者の荷物の受け取りを支えています。

シェアありがとうございます