公共エリアへ宅配ロッカー設置、空き状況が事前にわかる新システムを集合住宅へ 2018.08.03

マンション向け宅配ロッカーの開発・製造・販売・管理を行う株式会社フルタイムシステム(東京都千代田区、代表取締役:原 幸一郎、以下「FTS」)は、環境省が推進する平成29年度の「二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金」を活用し、郵便局などの公共エリアに設置されている宅配ロッカーを、2018年3月より関東圏に39台導入し、1カ月間でCO2排出量の削減率を4%達成しました。
またFTSが開発した新システム「ロッカーチェックシステム」を185棟の集合住宅に導入したことにより、2018年1月から3月末までの間に約28%のCO2を削減。不在時の再配達ロスを減らすと同時に、約43,000件の配達件数の増加を達成しました。

■事業展開の背景 ~FTSが展開する宅配ロッカーの設置による環境にやさしい都市の創生~
近年、世界的に地球温暖化が進行し、環境を考慮した物流システムの効率化や設備の開発が必要とされています。特に最近ではEコマース市場の拡大に伴い、宅配業者やドライバー不足による再配達問題が発生しています。FTSでは、環境と物流にまつわる問題を解消するために、1983年に「宅配ロッカー」を開発し、マンションなどの集合住宅に設置しています。輸送時における再配達とCO2排出量が削減されることにより、環境にやさしい都市の創生を目指します。「宅配ボックス」「宅配ロッカー」を世界で初めて開発したFTSは、これからもお客様の多様なニーズに応える技術と設備の普及を追求していきます。

■配達先のロッカーの空き状況が事前に分かる新システム「ロッカーチェックシステム」
物流業者が配達中に宅配先のロッカーの空き状況を事前に把握できることにより、再配達件数を減らします。また、居住者もロッカーの空き状況を携帯電話で確認することができるため、不在時の集荷の依頼も円滑に行えます。