シェアリング防災宅配ロッカー 「2019年グッドデザイン賞」を受賞 2019.10.30

  • シェアリング防災宅配ロッカー概略図

    シェアリング防災宅配ロッカー概略図

災害時の電力供給、AEDなどの防災備品の供給スポットに
シェアリング防災宅配ロッカー
「2019年グッドデザイン賞」を受賞

あなぶき興産株式会社(以下:あなぶき興産)、日本電力株式会社(以下:日本電力)、エリーパワー株式会社(以下:エリーパワー)と株式会社フルタイムシステム(以下:フルタイムシステム)が共同開発した「シェアリング防災宅配ロッカー」が「2019年グッドデザイン賞」(主催:公益財団法人日本産業デザイン振興会)を受賞いたしましたので、お知らせいたします。

【審査員評価コメント】
業界をまたぐ4社の共同開発により実現した防災宅配ロッカー。平常時、非常時どちらにも対応できるようにデザインされた外観とよく検討された各機能。各社の得意分野がうまくマネージメントされて商品化に成功している点を評価した。

【受賞した「シェアリング防災宅配ロッカー」の特徴】
宅配物の受け渡しだけでなく、電力供給と防災備品のシェアリングといった防災機能を備えた宅配ロッカーです。周辺にお住まいの方も利用可能な災害対応スポットになります。地震発生の際には、揺れを感知して自動的に宅配ボックスの扉が開放される仕組みです。非常時における携帯電話などの電源の確保と防災品の収納などのシェア機能を追加したことにより、マンションの居住者をはじめ近隣エリアの多くの方々が安心して利用できるシステムを構築、開発いたしました。平常時には蓄電池の充放電によるVPP(仮想発電所)対応機能もあります。災害時に外部供給電力が遮断されても、約3時間*の電力供給が可能となります。
*消費電力:590Wの場合

あなぶき興産、日本電力、エリーパワー、フルタイムシステムは、シェアリング防災宅配ロッカーを活かして、防災性・環境性の高い次世代スマートマンションを実現いたします。

【「シェアリング防災宅配ロッカー」製品概要】
製品名:シェアリング防災宅配ロッカー
発売日:2020年3月31日予定
メインターゲット:マンションなどの集合住宅
主な特徴:
・宅配ロッカーにリチウムバッテリーを内蔵
・非常用コンセントユニット
・防災品収納ユニット
・大地震時は、ロッカー防災用ボックス扉の自動開放機能

【「シェアリング防災宅配ロッカー」が生まれた経緯】
近年、災害発生時に防災品の提供や防災対策サービスを求められるようになっていますが、24時間365日有人によるサービスの提供には限界があることから、集合住宅に設置される宅配ロッカーに防災機能を追加することにより、無人でありながらも必要なサービスの提供を実現しようと考えました。宅配ロッカーは、再配達の削減に効果があると認められており、「Co2の削減」「労働力削減」にも貢献することから、より重要な局面においても優先順位の高い防災品のみ収納・利用できる機能を追加いたしました。また、リチウムイオンバッテリーを収納することにより、携帯電話の充電など情報収集のための電源確保を宅配ロッカーのみで実現したいとの思いから開発した製品です。平常時は太陽光発電・EV・蓄電池などを用いてCO2削減や需要調整力創出による系統安定化に寄与し、非常時に最低限必要な電気・熱・水・食料・通信環境を確保することができます。

<このリリースに関するお問い合わせ>
株式会社フルタイムシステム 総務部 広報担当 草野
Tel. 03-3851-5838