予備知識

宅配ボックスとは?
24時間無人で荷物の受渡しができる箱

宅配ボックスは、不在時でも届いた荷物の受渡しができる便利な箱。

宅配ボックスは、不在時でも届いた荷物の受渡しができる便利な箱。受取る側にはもちろん、宅配便の再配達削減や、非対面で荷物の受渡しが可能なためセキュリティー対策としても注目されています。賃貸住宅の物件検索項目にも入っているので、空室対策に導入されるオーナー様も増えています。

  • 街中で

    宅配便の再配達問題を受け、街中にも多く設置されるように。

  • 街中で
  • 学校で

    パソコンなどの貸出に活用される大学が増えています。

  • 学校で
  • オフィスで

    企業内での荷物の受取りや、備品貸出に利用されています。

  • オフィスで

宅配ボックスの種類
簡易なダイヤル式から
IoT対応タイプとさまざま

簡易なものもありますが、一般の集合住宅向けにはダイヤル錠で解錠する機械式タイプと、コンピュータで制御するタイプが主流です。コンピュータ式の場合、ネット接続することで、お届けメールの配信や遠隔操作、自転車やカギのシェアなど、より付加価値の高いサービスを提供できます。
※アイオーティー。Internet of Thingsの略。

Type おもなタイプはこの2種類

  • 機械式
  • コンピュータ式
  • 機械式

    ダイヤル錠で施錠・解錠。預入れ側が暗証番号を設定するため、伝票への書き忘れや間違い、盗難などのリスクはありますが、比較的リーズナブルに導入できます。

  • コンピュータ式

    テンキーやタッチパネルで操作。部屋ごとに暗証番号を設定でき、操作履歴も残せるため、安全面や管理面のパフォーマンスに優れています。

Place 戸建て用から賃貸、分譲マンションまで

  • 最近では戸建への導入も増え、小型の製品も多くなりましたが、使用する人数や頻度を考慮して、建物に合わせた製品を選びましょう。利用したいサービスやシステムによっても、選択肢は変わってきます。

Control 通信管理できるものも

  • コンピュータ式の場合、ネット回線を通して使用状況を把握できるタイプも。別途費用がかかりますが、専用のコールセンターを利用すれば、管理人の手を煩わせることなく、スピーディーな対応が実現できます。

宅配ボックスの選び方

STEP1
タイプを見極めよう

まずは、ご所有の物件に適したタイプを見極めましょう。コストやサイズのほか、機械式か? コンピュータ式か? “導入後のトラブル”にも注意してチェックしましょう。

導入後のトラブル対策が大切 Check! タイプ選びの4つのポイント

  • 1.サイズ・スペース スペースの確保はもちろん、世帯数や利用頻度も重要。ボックス数が足りずに「いつもいっぱい!」では、導入の甲斐がありません。
    • □設置場所の確保ができるか?
    • □物件の世帯数に合ったサイズか?
    • □屋内に置けるか? 屋外になるか?
  • □設置場所の確保ができるか?
  • □物件の世帯数に合ったサイズか?
  • □屋内に置けるか? 屋外になるか?
  • 2.設置のしやすさ 大型の宅配ボックスは、一般に設置工事が必要な場合がほとんど。コンピュータ式なら電気の配線工事も要チェック。
    • □設置工事が必要か?
    • □電気工事が必要か?
    • □工事にかかる費用は?
  • □設置工事が必要か?
  • □電気工事が必要か?
  • □工事にかかる費用は?

※消防法や火災予防条例により、避難経路の妨げにならないよう、通路の幅を1.2メートル確保するよう規定されています。

  • 3.セキュリティー 防犯対策としても人気の宅配ボックスですが、万が一の盗難や紛失、子どもの閉じ込め対策は必ず事前に確認を。
    • □不特定の人物が簡易に解錠できるか?
    • □閉じ込め時も中から脱出可能か?
    • □こじ開けにも強い設計か?
  • □不特定の人物が簡易に解錠できるか?
  • □閉じ込め時も中から脱出可能か?
  • □こじ開けにも強い設計か?
  • 4.管理のしやすさ 荷物の入れっぱなしやカギの紛失など、日々の管理やサポートは必須。修理費用なども把握しておくと安心です。
    • □使用状況の管理ができるか?
    • □緊急時やトラブル時の対応ができるか?
    • □ 修理や点検、撤去時の費用は?
  • □使用状況の管理ができるか?
  • □緊急時やトラブル時の対応ができるか?
  • □ 修理や点検、撤去時の費用は?

STEP2
ニーズを見極めよう

おおよそのタイプが決まったら、ボックス構成の検討を。デザインやオプションサービスを付加するか、物件や居住者のニーズに合わせて選択していきましょう。

物件ごとにカスタマイズ Check! 設置前の4つのポイント

  • 1.ボックス数 目安は世帯数の30~35% コンピュータ式の場合、世帯数の約30~35%がおすすめ。荷物がずっと入ったまま、一度に複数の荷物が届くなどは、賃貸住宅ではよくあるケースです。
    機械式は世帯数の約45~50%、ネットに接続して遠隔管理できるタイプは世帯数の約20~25%が目安です。
  • 2.ボックスサイズ 利用時には内寸が重要 より日常的な買い物での通販利用が増え、荷物は小型化の傾向に。一方で、ゴルフバッグなど大きな荷物で利用するなら、内寸を確認しておくと安心です。
  • 満足度&価値をさらにアップ 3.操作キー 暗証番号のほか、ICカードやキーヘッドも 暗証番号での利用が一般的ですが、面倒という声も。コンピュータ式に限定されますが、ICカードやキーヘッドをピッとするだけで操作できる製品も人気があります。
  • 満足度&価値をさらにアップ 4.オプション デザインやサービスで付加価値アップ 物件のデザインに合わせて、木目などのシートを貼れる製品も。また、自転車や内見、民泊、家事代行サービス用にカギの貸出ができるなど、便利なサービスの提供も可能です。
おもなオプション・サービス カラーシート貼り、クリーニング・宅配便発送、着荷お知らせメール、AEDボックス収納、シェアリングボックス、サイクルシェアリング、カーシェアリング etc...

STEP3
実際に見て決めよう

「いよいよ契約!」、その前に、お近くのショールームや展示会に足を運んで、ぜひ実際の製品を見て、触って、体験してみましょう。
宅配ボックスは一般に8~10年と長く利用できます。決して安い買い物ではないので、じっくり検討して、納得できる宅配ボックス選びをおすすめします。

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