配達日時指定

配達日時指定とは

配達日時指定とは、宅配便などの荷物について、希望する配達日や配達時間帯を指定できるサービスです。

インターネット通販で商品を注文する際に希望日時を選んだり、発送後に配送会社の公式サイトやアプリから受取日時を変更したりする方法があります。

仕事や外出などで自宅を留守にする時間が多い場合でも、在宅できる日時に合わせて荷物を受け取りやすくなります。

配達日時指定は、荷物を一度の配達で受け取る機会を増やし、不在による再配達を減らすための方法の一つです。

ただし、すべての荷物で日時を指定できるわけではありません。また、指定した日時に必ず配達されることを保証するものでもありません。

配達日時指定の仕組み

配達日時指定には、大きく分けて、注文時の指定、発送後の変更、再配達時の指定という3つの利用場面があります。

注文時に配達日時を指定する

インターネット通販などでは、購入手続きの際に希望する配達日や時間帯を選べる場合があります。

選択できる日時は、販売店の発送準備に必要な日数、配送会社、届け先地域、商品の種類などによって異なります。

また、通販サイトで日時を選択できても、配送状況や天候などによって予定どおりに届かない場合があります。

発送後に配達日時を変更する

荷物の発送後でも、配送会社のサービスを利用して配達日時を変更できる場合があります。

例えば、配送会社から届くお届け予定通知や、荷物の追跡画面から変更を申し込む方法があります。

ただし、変更できる回数や受付締切時間、対象となる荷物には条件があります。

再配達時に日時を指定する

配達時に受取人が不在で荷物が持ち戻られた場合、再配達を申し込む際に希望日時を選べることがあります。

再配達の申し込み方法や指定できる時間帯は、配送会社によって異なります。

注文時の日時指定、発送後の日時変更、再配達時の日時指定は、それぞれ利用条件や受付方法が異なる場合があります。

配達日時指定と時間帯指定の違い

配達日時指定には、配達日と配達時間帯の両方を指定する方法のほか、どちらか一方だけを指定する方法があります。

指定方法 内容
配達日指定 荷物を届けてほしい日付を指定する方法です。
配達時間帯指定 午前中や14時~16時など、配送会社が設定した時間帯を指定する方法です。
配達日時指定 希望する配達日と時間帯を組み合わせて指定する方法です。

一般的な宅配便の時間帯指定は、配送会社が定める一定の時間幅から選ぶ方式です。

例えば「14時~16時」を指定した場合、その時間帯の中で配達されることを希望するものであり、「14時ちょうど」に配達されるという意味ではありません。

通常の配達時間帯指定では、分単位の到着時刻まで指定できるわけではありません。

主な配送会社の配達時間帯

配達時間帯の区分は、配送会社によって異なります。

以下は、2026年10月時点で各社が公式サイトに案内している、代表的な宅配便サービスの時間帯です。

ヤマト運輸の宅急便

ヤマト運輸の宅急便では、次の5つの時間帯から指定できます。

  • 午前中(8時~12時)
  • 14時~16時
  • 16時~18時
  • 18時~20時
  • 19時~21時

上記より細かい時刻の指定はできません。

佐川急便の飛脚宅配便

佐川急便の時間帯指定サービスでは、個人宅宛ての対象荷物について、次の7つの時間帯から選択できます。

  • 午前中(8時~12時)
  • 12時~14時
  • 14時~16時
  • 16時~18時
  • 18時~20時
  • 18時~21時
  • 19時~21時

ただし、一部地域では時間帯指定サービスを利用できない場合があります。

また、法人宛ての荷物については、別のサービスや条件が適用される場合があります。

日本郵便のゆうパック

日本郵便のゆうパックでは、次の6つの配達希望時間帯が案内されています。

  • 午前中
  • 12時頃~14時頃
  • 14時頃~16時頃
  • 16時頃~18時頃
  • 18時頃~20時頃
  • 19時頃~21時頃

ゆうパックでは、配達予定日から起算して10日間以内の希望日を指定できます。

例えば、1月15日に差し出し、翌日の1月16日に配達できる地域では、1月16日から25日までの日付を指定できます。

ただし、実際に指定できる日付や時間帯は、届け先や輸送条件などによって異なります。

配送会社によって時間帯の区分や指定できる条件が異なるため、利用する配送会社の最新の案内を確認することが大切です。

配達日時を指定・変更する方法

ヤマト運輸の場合

ヤマト運輸では、対象となる荷物について、クロネコメンバーズや荷物お問い合わせシステムなどから受取日時を変更できます。

クロネコメンバーズに登録していない場合でも、送り状番号が分かれば、対象荷物の日時変更を申し込める場合があります。

ヤマト運輸では、受け取り日・時間帯の変更は3回までと案内されています。

同じ荷物について、さらに変更したい場合は、サービスセンターまたは担当セールスドライバーへの相談が必要です。

配達日時は無制限に変更できるわけではありません。

ヤマト運輸の当日受付締切時間

ヤマト運輸では、当日の配達日時変更について、希望時間帯ごとに受付締切時間が設定されています。

希望する時間帯 当日の受付締切時間
午前中(8時~12時) 7時まで
14時~16時 12時40分まで
16時~18時 12時40分まで
18時~20時 17時40分まで
19時~21時 17時40分まで

ただし、荷物の配送状況や届け先地域などによっては、受付締切時間前でも変更できない場合があります。

また、受付締切時間や利用条件は変更されることがあるため、実際の申し込み時にはヤマト運輸の公式サイトを確認してください。

佐川急便の場合

佐川急便では、対象となる荷物について、配達日時の変更などに対応するサービスを提供しています。

スマートクラブや配達予定通知など、利用できるサービスから手続きを行う方法があります。

変更の際には、お問い合わせ送り状番号などが必要になる場合があります。

ただし、荷物の種類、配送状況、受付時間、サービスの提供状況などによって変更できないことがあります。

最新の受付方法は、佐川急便の公式サイトで確認してください。

日本郵便の場合

日本郵便では、「eお届け通知」などから、対象となるゆうパックのお届け日時を変更できます。

メールや郵便局アプリなどで届いた通知から、希望する配達日時を選択する方法があります。

ただし、お届け予定日当日の午前3時以降に日時や場所を変更した場合、希望日時に配達できないことがあります。

午前3時を過ぎたらすべての変更申し込みができなくなる、という意味ではありません。

また、初回お届け予定日より前の日付に変更することはできません。

対象となる荷物やサービスにも条件があります。

発送後の配達日時変更は、配送会社ごとに受付期限や対象サービスが異なるため、できるだけ早めに手続きすることが重要です。

配達日時指定に料金はかかる?

一般的な宅配便では、配達日や時間帯を指定すること自体に、追加料金がかからないサービスがあります。

例えば、ヤマト運輸の宅急便、佐川急便の対象となる日時指定サービス、日本郵便のゆうパックなどでは、追加料金なしで利用できる日時指定サービスが案内されています。

ただし、配送会社や荷物の種類、サービス内容によって条件は異なります。

また、日本郵便では、ゆうパックの無料の配達日希望サービスとは別に、郵便物などを対象とする有料の「配達日指定」サービスがあります。

インターネット通販では、配送会社の日時指定サービス自体が無料でも、販売店が独自の配送手数料などを設定している場合があります。

配達日時指定が無料かどうかは、配送会社のサービスと、購入先の料金条件を分けて確認してください。

配達日時指定ができない主なケース

次のような場合は、配達日時を指定できなかったり、希望する日時を選べなかったりすることがあります。

日時指定に対応していない配送サービス

小型荷物の配送サービスなどでは、配達時間帯の指定に対応していない場合があります。

例えば、日本郵便のゆうパケットでは、通常のゆうパックと同じ配達時間帯指定は利用できません。

ただし、ゆうパケットには、事前契約を条件とした当日配達や配達日指定の付加サービスがあります。

配達日指定と配達時間帯指定は異なるため、区別して確認する必要があります。

発送準備が完了していない場合

インターネット通販では、商品の在庫状況や発送準備に必要な日数によって、指定できる日付が制限される場合があります。

すでに配達が進んでいる場合

荷物が配達中の場合や、変更の受付締切時間を過ぎている場合は、希望日時への変更ができないことがあります。

配達地域や輸送条件による制限

離島や一部地域などでは、配送会社のサービス条件によって日時指定が利用できない場合があります。

また、発送地から届け先までの輸送日数によって、選択できる時間帯が制限されることもあります。

温度管理や保管期限がある荷物

生鮮食品や冷蔵・冷凍品など、温度管理や保管期限に制限がある荷物では、希望する日付に変更できない場合があります。

日時指定の可否は、荷物の種類、配送会社、届け先地域、配送状況などによって決まります。

配達日時を指定したのに届かない理由

配達日時を指定していても、必ずその日時に荷物が届くとは限りません。

主な理由として、次のようなものがあります。

  • 大雨や大雪、台風などの悪天候
  • 交通渋滞や交通規制
  • 災害や事故による輸送への影響
  • 荷物の発送遅延
  • 配送状況の変化
  • 届け先住所や建物への立ち入りに関する問題

配送会社の公式案内でも、交通事情や天候などによって希望日時に配達できない場合があると説明されています。

予定時刻を過ぎても荷物が届かない場合は、配送会社の公式サイトなどで追跡情報を確認してください。

通常の配達日時指定は、希望する日時での配達を申し込むサービスであり、必ずその日時に到着することを保証するものではありません。

配達日時指定は再配達の削減につながる?

配達日時指定は、受取人が在宅できる日時に合わせて荷物を届けてもらうことで、不在による持ち戻りを減らすための方法の一つです。

国土交通省でも、宅配便の再配達削減に向けて、受取日時の指定や宅配ボックス、置き配など、多様な受取方法の活用を呼びかけています。

ただし、日時を指定していても、急な外出や予定変更などによって受け取れない場合があります。

そのため、配達日時指定だけで再配達を完全になくすことはできません。

配達日時指定と、宅配ボックスや置き配などの受取方法を組み合わせることで、荷物を一度で受け取れる機会を増やすことが期待できます。

配達日時指定と宅配ボックスの違い

配達日時指定と宅配ボックスは、どちらも荷物を受け取りやすくするための方法ですが、役割が異なります。

比較項目 配達日時指定 宅配ボックス
基本的な仕組み 希望する配達日や時間帯を指定する 配送員が荷物を預け、受取人が後から取り出す
受取人の在宅 対面受取の場合は必要 対応する荷物であれば不要
利用条件 配送会社・荷物・地域などによる ボックスの空き・サイズ・荷物の種類などによる
主な利点 在宅できる時間に合わせやすい 不在時でも受け取れる場合がある

例えば、平日の昼間は仕事で不在になることが多い場合、夜間の時間帯指定が役立つことがあります。

一方、帰宅時間が一定でない場合は、宅配ボックスの方が利用しやすいこともあります。

ただし、宅配ボックスが満杯の場合や、荷物の種類によって利用できない場合は、対面での受け取りや再配達が必要になることがあります。

集合住宅で配達日時指定を利用する際の注意点

マンションなどの集合住宅では、配達日時を指定していても、受取人がインターホンに対応できなかった場合などに、荷物が持ち戻られることがあります。

また、オートロック付きマンションでは、受取人が不在の場合、配送員が住戸前まで入れないことがあります。

このような場合でも、共用部に宅配ボックスが設置されていれば、利用条件を満たす荷物を預けられる場合があります。

ただし、宅配ボックスの空き状況や荷物の大きさなどによっては、利用できないこともあります。

集合住宅では、配達日時指定に加えて、宅配ボックスなどの非対面受取設備を整えることが、不在時の受取環境の改善につながります。

フルタイムシステムの宅配ボックスと配達日時指定

株式会社フルタイムシステムでは、集合住宅向けの宅配ボックス「フルタイムロッカー」などを提供しています。

宅配ボックスを利用できる環境を整えることで、受取人が指定した時間帯に在宅できなかった場合でも、対応する荷物を預けられる機会が増えます。

ただし、宅配ボックスは配送会社の配達日時を指定・変更するサービスそのものではありません。

ネットワーク管理Hシリーズ

ネットワーク管理Hシリーズは、FTSコントロールセンターと接続し、遠隔管理や各種サービスとの連携に対応する宅配ボックスです。

利用できる機能や管理サービスは、製品・導入仕様・契約内容によって異なります。

スタンドアローンKシリーズ

スタンドアローンKシリーズは、FTSカードや非接触キーなどを利用する自主管理タイプです。

スタンドアローンMシリーズ

スタンドアローンMシリーズは、住戸ごとに設定する暗証番号を中心とした自主管理タイプです。

交通系ICカードによる操作に対応する仕様もあります。

対応する認証方法や機能は、製品・導入仕様によって異なります。

着荷通知と保守管理

フルタイムシステムでは、対応する製品向けに着荷通知などの機能やサービスを提供しています。

荷物の到着を居住者に知らせることは、荷物の取り忘れや長期滞留を防ぐための対策の一つです。

また、ネットワーク管理Hシリーズでは、FTSコントロールセンターによる24時間365日体制の遠隔管理などに対応しています。

ただし、24時間365日の遠隔管理や受付は、現地修理や出動が常に即時実施されることを意味するものではありません。

配達日時指定と宅配ボックスは、それぞれ異なる方法で荷物の受け取りやすさを高め、再配達の削減を支える仕組みです。

配達日時指定に関するよくある質問

Q. 配達日時指定とは何ですか?

宅配便などの荷物について、希望する配達日や配達時間帯を指定できるサービスです。注文時や発送後、再配達の申し込み時などに利用できる場合があります。

Q. 配達日時指定は無料ですか?

一般的な宅配便では、追加料金なしで利用できるサービスがあります。ただし、配送会社やサービス内容、通販サイトの料金条件によって異なります。

Q. 配達時間を「15時ちょうど」に指定できますか?

通常の宅配便の時間帯指定では、分単位の時刻を指定することはできません。配送会社が定める時間帯から選ぶ方式です。

Q. 配達日時は発送後でも変更できますか?

配送会社や荷物の種類によっては変更できます。ただし、受付締切時間や配送状況によって変更できない場合があります。

Q. ヤマト運輸では配達日時を何回変更できますか?

ヤマト運輸では、受け取り日・時間帯の変更は3回まで可能です。さらに変更したい場合は、サービスセンターまたは担当セールスドライバーへの相談が必要です。

Q. 配達当日でも時間帯を変更できますか?

配送会社や申し込み時刻によっては可能です。ただし、当日の変更には受付締切時間があり、希望する時間帯を選べない場合もあります。

Q. 配達日時指定をしたのに荷物が届かないことはありますか?

あります。悪天候、交通事情、災害、発送の遅れなどによって、希望日時に配達できない場合があります。

Q. 配達希望日を指定すれば、必ずその日に届きますか?

いいえ。天候や交通事情、災害、配送状況などによって、希望日に配達できない場合があります。

Q. 配達日だけを指定することはできますか?

配送会社やサービスによっては可能です。例えば、佐川急便には指定日配達サービスがあります。

Q. 配達時間帯だけを指定することはできますか?

対象となる配送サービスでは可能です。ただし、指定できる時間帯や受付条件は配送会社によって異なります。

Q. すべての荷物で配達日時を指定できますか?

いいえ。配送サービスの種類や荷物の条件によっては、日時指定に対応していない場合があります。

Q. 日本郵便のゆうパケットは配達日時を指定できますか?

通常のゆうパケットでは配達時間帯を指定できません。ただし、事前契約を必要とする配達日指定などの付加サービスがあります。

Q. 日本郵便のゆうパックは何日先まで指定できますか?

ゆうパックでは、配達予定日から起算して10日間以内の希望日を指定できます。ただし、実際に指定できる日付は、届け先や輸送条件などによって異なります。

Q. 配達日時指定をすれば再配達はなくなりますか?

必ずしもなくなるわけではありません。指定した時間帯に受取人が不在だった場合などは、再配達が必要になることがあります。

Q. 配達日時指定をしていても宅配ボックスに入れてもらえますか?

配送会社の条件を満たし、宅配ボックスが利用可能な場合は、預けられることがあります。ただし、荷物の種類や受取方法の指定内容などによって対応は異なります。

Q. オートロックマンションでも配達日時指定は利用できますか?

配送会社の対象サービスであれば利用できます。ただし、指定時間帯に受取人が対応できない場合は、荷物が持ち戻られることがあります。

Q. 配達日時指定と置き配は併用できますか?

配送会社や荷物の種類によっては、希望日時と置き配場所を指定できる場合があります。ただし、利用条件や申し込み方法はサービスごとに異なります。

まとめ|配達日時指定と多様な受取方法を活用する

配達日時指定とは、宅配便などの荷物について、希望する配達日や配達時間帯を指定できるサービスです。

注文時の日時指定だけでなく、発送後の変更や再配達時の指定に対応するサービスもあります。

ただし、指定できる日時や受付期限、料金などは、配送会社や荷物の種類によって異なります。また、希望した日時に必ず配達されるとは限りません。

不在による再配達を減らすためには、在宅できる日時を指定することに加え、配送通知サービスや宅配ボックス、置き配などを活用することも有効です。

配達日時指定と、生活スタイルや建物の環境に合った受取方法を組み合わせることが、荷物をスムーズに受け取るためのポイントです。

参考資料